新プロジェクト、始まる。
私たちが大好きな甘く美味しいチョコレート。
しかし、チョコレートの元となる
カカオの生産国では、
貧困、児童労働、森林伐採…
深刻な問題が未だ数多く存在します。
カカオ豆の買取価格が低く抑えられ、
生産者の賃金が低く、
子供も働かざるを得ない。
さらに近年、
気候変動の影響も大きく受けています。
私たちが食べているチョコレートの裏側で
取り巻いている負のスパイラルを
少しでも変えたい。
そんな想いから、
24周年を迎える4月から
私たちと世界のカカオ生産地との
笑顔をつなげる
『笑顔でつながろうプロジェクト』
を立ち上げます。
このプロジェクトでは、
世界のカカオ原産国に注目し
そこで本当に必要とされている支援を
実施していきます。
生産者がゆたかになれば、
カカオを育てる環境がよくなる。
よいカカオが収穫できれば、
もっとおいしいチョコレートを
届けることができる。
チョコレートで笑顔がつながり、
幸せのサイクルがまわり続ける。
そんな世界を
私たちの手で作っていきます。
そして、このプロジェクトには
皆様の力も必要です。
皆様の美味しい笑顔が
原産国の笑顔につながります。
幸せのサイクルを私たちと一緒に
作っていきましょう。
笑顔でつながろうプロジェクト 第一弾
3年後の2027年にFarm to barを目指します
笑顔でつながろうプロジェクトの第一弾として
エクアドルにカカオの苗を提供する
「みんなで育てるカカオの森プロジェクト」を
スタートします！
このプロジェクトは、
エクアドルの先住民組合と
10年以上のパートナーシップを結んでいる
ママノチョコレートとの共同プロジェクト。
現地の生活の質の向上、
気候変動の緩和、
生物の多様性保全を目的に
希少種のカカオの苗を提供し、
3年後の2027年に
その苗からカカオ豆を収穫。
そのカカオ豆をバニラビーンズで
チョコレートに加工・商品化する
「Farm to bar」を目指します！
プロジェクト先は
エクアドルのナポ県アルチドナ
プロジェクト先であるエクアドルの
ナポ県アルチドナという地域には、
先住民「キチュア民族」の
小規模生産者が住んでいます。
熱帯雨林に囲まれた大自然の中に位置し、
保護区域にも指定されています。
世界農業遺産にも認定された
「チャクラ」
現地では、伝統的な森林農法である
「チャクラ」という農法で、
100種類以上の果物や植物とともに
カカオも育てています。
国連FAOから世界農業遺産に登録され、
気候変動対策としても注目されています。
チャクラ農法とは？
「チャクラ農法」とは、
先住民キチュアの人々が行う伝統的な森林農法です。
単一作物農園のために木をやたらに伐採することはせず、
昔からある植物や木を中心に
数十から100以上の作物を同時に育てることで、
多様な植生が保たれるように維持しています。
チャクラシステムは自然に生える植物と
計画的に植える植物とで構成されており、
植生が豊かなため病気が広がりにくく、
農薬や肥料は必要がありません。
さらに、動植物の生態系の保全や
気候変動の緩和にも貢献することがわかってきており、
2023年2月にはFAOからエクアドルとしては
初めての世界農業遺産にも認定されました。
しかしその一方で、
多くは現金収入の道が限られ、
経済的貧困に直面しています。
コンロや冷蔵庫など日本で当たり前にあるものが
ないのが現状です。
約3000本のカカオの苗を提供
そんな現地に向けて、
今まで農地を持つことができなかった
若者中心の農家10グループに、カカオの苗を
合計約3000本を提供します。
提供するカカオの苗は、
カカオの原生種に近い
エクアドルの固有品種「アリバ種」。
世界のカカオ生産量の
約2%しか存在しない希少種です。
特に最近では、
生産性が高く香りの弱いカカオが
大量に植えられており、
良質なアリバカカオが
さらに手に入りにくくなってきています。
カカオ生産者の生活の質の向上はもちろん、
アリバ種の保全や持続可能なカカオの栽培技術の実践など、
現地の未来に向けての活動も行っていきます。
現地と皆様をつなぐ架け橋に
3年後の2027年に
その苗からカカオ豆を収穫し、
バニラビーンズでチョコレートに
加工・商品化する「Farm to bar」を
目指します！
原産国の笑顔と皆様の笑顔をつなぎ、
幸せのサイクルのスタートとなる
大きな一歩を踏み出します！
バニラビーンズ初の共同プロジェクト
今回は、いつもエクアドル産カカオ豆で
お世話になっている
「ママノチョコレート」との
初の共同プロジェクト。
現地の先住民「キチュア民族」の
小規模生産者を代表し、
女性も多く活動している
非営利団体Wiñak(ウィニャック)農業工芸協会に
このプロジェクトを先導していただきます。
ママノチョコレート
2013年にスタートしたアリバカカオの専門店。
現地の先住民組合との10年以上のパートナーシップによって、
最高品質の希少カカオ豆のみを直接仕入れ、
美しい香りのチョコレートをお届けしています。
「笑顔があふれる地球を創る」というブランドの想いや、
熱帯雨林保護、
農薬化学肥料不使用、
児童労働ゼロなど、
私たちバニラビーンズとの共通点があり、
今回のプロジェクトを一緒に
行っていくこととなりました。
mamano chocolateオンラインショップはこちら＞
皆様と一緒に育てていきます
このプロジェクトには皆様のご協力も必要です。皆様の美味しい笑顔が原産国の笑顔につながります。
そして、皆様もプロジェクトの参加者の一人としてカカオの成長や現地の声などを見守っていただけたら幸いです。
皆様と原産国が笑顔でつながれるようバニラビーンズ・ママノチョコレート一丸となってプロジェクトを進めてまいります！
mamano chocolate代表 江沢さんからのコメント
今回、チョコレートデザインさんのエクアドル支援プロジェクトに協力をさせていただくことをとても嬉しく、光栄に感じています。
今回のプロジェクトの実施地であるエクアドル共和国ナポ県アルチドナは、先住民キチュア族の人々が多く、6つの国立保護地域とナポ川に囲まれた動植物多様性のホットスポットとしても知られている自然豊かな地域です。伝統的な森林農法であるチャクラ農法は、国連FAOから世界農業遺産に登録され、気候変動対策としても注目されています。
一方で、カカオ農家の多くは金銭的には貧しい状況に置かれており、多くの家庭ではコンロ、冷蔵庫、テレビ、インターネット等がありません。
自分の農園を持つことができない若い農家に、カカオの苗木を寄付して初めての農園を持ってもらうこのプロジェクトは、「チョコレート会社」「現地農業組合」「カカオ農家」が協力して行う先進的な取り組みとして注目されるものになると思います。
そして、お客さんもこのプロジェクトの大切な参加者です。お客さんがチョコレートに支払った費用からこのプロジェクト資金は出ています。
このプロジェクトに関連する商品を買ってくださったお客さんも、エクアドルアマゾンの若いカカオ農家とカカオの苗木の成長を一緒に見守っていきましょう。
3年後、みんなの想いが詰まったカカオを収穫して、美味しいチョコレートが食べられますように！
ママノチョコレート
江沢孝太朗
非営利団体Wiñak シャキーラさんからのコメント
こんにちは、私はシャキーラ・チャベスです。
エクアドルナポ県の出身で、
2022年からウィニャック組合で仕事をしています。
植林やリーダーシップスクール、在来種の多様化、
祖先から受け継いだ知識の保全に力を入れたプロジェクトに関わっています。
このプロジェクトは、若者たちが環境に優しい方法でカカオを栽培し、環境保全に貢献することを目指すものです。
参加している若者たちは、カカオ栽培の全工程について学び、専門チームからのサポートも受けられます。
このプロジェクトはとても特別で、ウィニャックにとって重要な3つのポイントに焦点を当てています。
一つ目は、若者と女性の参加を促すこと、二つ目はチャクラシステムの生産を促進すること、そして三つ目は経済的な
収入の機会を作り出すことです。
若者にとってなぜチャクラが重要かというと、
カカオ栽培を通じて収入を生み、それが家族やコミュニティの生活条件を改善することに繋がるからです。
これは家庭はもちろん、地域社会全体にとっても大きな影響を与えます。
私たちは、チョコレートデザインからの支援に深く感謝しています。
このプロジェクトにより、若者たちは自分たちの収入を得て、社会に貢献し、家族や環境を支えることができるようになります。
お客さんがこのチョコレートを買うことが、エクアドルアマゾンの若者のカカオ栽培を支えることにつながります。
ぜひ、チョコレートデザインのチョコレートを
買って応援してください！
ウィニャック組合 森林再生担当
シャキーラ・チャベス
